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学資保険を2カ月で解約して投資信託積立に切替えた話

教育費として投資信託を積立ています

私には二人の娘がいます。

本人の意志にもよりますが

将来は大学まで行かせてあげたいと思っています。

そうなると、やはり教育費に備えなくてはいけなくて

投資信託の積み立てをしています。

積立状況は↓の通り(証券口座は楽天証券を利用しています)

上の娘が生まれた後、2019年1月から積み立て開始したので

3年11カ月目で通算の評価損益が42%なので

今すぐ現金化すると平均年利は約10%ですね。

積立時期の大部分がコロナ禍のために

株価が下がった時期であることもあり出来すぎな状況ですので

実際に積み立てをやめて現金化するときは

下がっていると思います。

 

実は、最初はソニー生命の学資保険に問い合わせて

営業さんと話をして学資保険の契約までしたのですが

3か月で解約して、投資信託の積立に切り替えました。

今回はどう考えて解約→切替に至ったかをu

詳しく書いていきます。

お子さんの教育費について考えている方の

参考になれば幸いです。

 

教育費準備の目的

実際に過去の私も当てはまりますが

教育費の準備=学資保険

となる方多いと思います。

正直、どこで誰に聞いたかは分かりませんが

おそらくTVのCMかなと。

 

学資保険も投資信託積立も手段であって

やりたいことは教育費の準備ですよね。

では教育費の準備の目的は何でしょうか?

私は大きく二つあると思っていて

  • 子どもの教育費が高額になる18歳以降にまとまった金額があるようにする
  • 自分やパートナーに何かあったときに子供の教育費を確保する
    教育費の準備を正確に捉える

ではないでしょうか。

目的に対しての学資保険

学資保険のメリットデメリットを考えると

ある程度は上の二つの目的を満たします。

【メリット】

  • 強制的にお金が確保されていく
  • 決められた時期に決められたお金が受け取ることができる
  • 被保険者に不幸があった時、保険料の支払いが不要となる
    (保証内容そのまま)

【デメリット】

  • 年利が低い(投資信託と比べて)
  • 決められた時期より前に解約すると返戻金が下がる

目的に対しての投資信託積立

投資信託積立は、

毎月の積立原資に自分の収入を充てていた場合

片方は満たしません。

自分に不幸があると、積立が止まってしまいますので

自分やパートナーに不幸があった場合のことを

事前に決めておかないと教育費の準備が

出来なくなる可能性があります。

【メリット】

  • 年利が高い(学資保険に比べて)
  • 種類が豊富にある
  • いつでも引き出し可能

【デメリット】

  • お金が必要な時に元本割れしている可能性がある
  • 自分のPC、スマホ操作だけで積立中止できる

 

投資信託積立に切り替えた背景

学資保険と投資信託積立のメリットデメリットを

書きましたが

私が投資信託積立に切り替えた背景は

利率が高いから(高くなることが予想されるから)

これに尽きます。

といいますか、学資保険の利率は

驚くほど低い

ことに気が付きました。

(参考↓)

学資保険のことなら学資金準備スクエア|ソニー生命保険

返戻率108.7%とありますが

保険料払込期間が10年、

学資金支払いタイミングは子が満22歳時

なので、年利換算0.4%(8.7÷22年)です。

勘違いしてはいけないことは

驚くほど低い、と私が知らなかっただけで

保険会社が悪いわけではありません。

  • 低いとは言ってもお金が増える
  • 有事の際は以降の保険料支払いが不要
    で学資金は受け取れる

ので、保険の名に恥じないですね。

ただし、私の場合は

お金に関していろいろな資産に役割分担させたくなかったので

私に不幸があったときの役割を以下として

妻と話しました。

  • 生命保険→22歳までの子どもの教育費
  • 貯金→数年の生活費
  • 資産運用→娯楽費、子ども独立後の妻の生活費

整理できた時点で、学資保険を契約してまだ2カ月でしたが

スパッと解約しました。

何事もやってみないと分からない、考えない部分はあると思うので

3か月分の保険料がいくらか減って戻ってきたことは

良い勉強代だと思っています。

むしろ営業さんにあまり粘られなかったのが

良かったです(笑)

実際どれぐらいの差が出るか

条件を同じにするために

毎月の積立1万円、積立期間20年として

年利0.4%、年利4%でシミュレーションしました。

①年利0.4% 元本240万円 → 最終金額249.8万円

②年利4% 元本240万円 → 最終金額366.8万円

金融庁の資産運用シミュレーションを利用

 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

その差約120万円という結果です。

もちろん投資信託積立の場合は、

お金が必要なタイミング(大学入学時など)に

市場が落ち込んでいて元本割れしているケースもあります。

私の場合は、教育費を投資信託積立から捻出する、というよりも

実際は教育費は生活費、貯金から出し投資信託はその補填

と考えています。

ですので、緊急で別の大きな出資が必要にならない限り

納得できる年利が得られる段階で現金化すればよいと考えています。

 

学資保険にも投資信託積立にも

それぞれ良いところはあるので

各家庭に合った方法で教育費を準備すれば良いですよね。

ここで伝えたいことは

  • 手段はたくさんあるので実際に調べて同じ観点で比較する
  • より良い手段が見つかったら乗り換える

ことが重要だということです。

学資保険の途中解約は元本割れしてしまうことがほとんどですので

損した気分になりますが

トータル(ここでいう子が22歳時点)でプラスになるのであれば

全く問題ないです。

お金の正確な計算は面倒ですが

損しないためにも参考にしてもらえればと思います。